<プロフィール>
2000年にコーチングに出会い、自己基盤力の強化が、対人支援力の向上、ストレスコントロール、目標達成のスピードと密接な関係があることを痛感。
2008年に仲間とともにNPO法人ヘルスコーチ・ジャパン(=以下HCJ)を立ち上げ、東京・大阪・福岡で、チームモチベーションを上げたいマネージャー、教育関係者、子どもを持つ保護者、組織やチームに関わっている方々を対象としたプログラムを公開中。
「対人支援力の基になる自己基盤力・人間関係力の重要性を伝えたい」という想いから、
「一人ひとりの基盤づくりを通して 組織と社会の元気づくりに貢献する」をミッションとしてかかげ、心・体・関係性の基盤に焦点を当てたコーチングプログラムを提供している。
社会人になって初めて気づく、
大きなコミュニケーションギャップは深刻です。
本来コミュニケーションは、日常生活の中で身に付けるものでした。
ところが、少子化・核家族化により、人付き合いのコツや多様性を、日常生活の中で学ぶ機会が減ってしまいました。
その結果、電話が取れない、取り次ぎができない、お茶の入れ方がわからない、雑巾を絞れない、
大部屋を嫌がるなど、管理職世代の常識が通用しない若手が増えているのが現実です。
人によって考え方や捉え方が違うこと(=多様性)を体験したことがないので、
人との距離の取り方がわからないんですね。
その結果、職場環境にうまく適応できずメンタルダウンする人も増えています。
学生時代は同世代の気があう人とだけつき合っていれば良かったのですから無理もありません。
子どもの頃から周りがあれこれ世話を焼いてくれるので、自分から相談することなしに、
突然辞表を出して上司のほうがびっくりして、自分を責め、メンタルをやられることも増えているそうです。
初対面の人と話ができない学生が多い現状も、深刻な問題だと感じていますが、
一方、ほんの少しでも、基本的な対人関係の方法(コミュニケーション)を知るだけで、
周りの人との関わりに自信が持て、積極的に行動できるようになると思います。
大学でコミュニケーションの授業を担当したことがあるのですが、半年間授業のたびに組み合わせを変え、
自己紹介の訓練をしたところ、最初は話しができず黙ってばかりだったのが、
「先生の授業を受けて、自分に自信が持てるようになり、サークルに入れました。ありがとうございます」
と何人もの学生から感謝されました。それが現状です。
どうやって話しかけたらよいのかわからないんですね。
そんな彼らでも、やり方を教えてもらって、繰り返し練習したらできるんですよ。
そういうことを学ぶチャンスがなかっただけなんですね。
社会環境がそうさせてしまったのであれば、ある意味彼らも被害者かもしれません。
コミュニケーションは、練習さえすれば誰でも身につけることができるスキルです。
もしあなたが、コミュニケーションが苦手だと感じているのであれば、
日本コミュニケーション能力認定協会の講座などで積極的に学ぶことをお勧めします。
若い部下を持つ方やコミュニケーションを教える立場の人も、
系統立てて学んでいただくことで教育効果は格段に早まるのではないでしょうか。
当協会でこれまでに
14,000名以上の方が資格を取得されました。
ここでしか受講できない
一生の財産となる学びをご提供しています。