私たちの周囲には、
人間関係に恵まれている人と、そうでない人がいます。
両者の違いは一体どこからきているのでしょうか。
生まれ持った容姿や才能、性格といったことではなく、最も大きな違いは、
人との信頼関係を築くための方法を知っているかどうかです。
そのために必要なのが、
人とコミュニケーションをとる能力。
これは人生を大きく左右する能力、と言っても過言ではありません。
なぜなら私たちは、仕事でもプライベートでもあらゆるところで人と関わり、
そしてその関係の良し悪し次第で、人生の充実度が変わってくるからです。
多くの方にとって、1日の大半を過ごす職場や家庭。
そこでの人間関係が円満であれば、充実した日々を過ごしていけるでしょう。
一方、職場や家庭の人間関係がうまくいっていない場合、かなりストレスフルな日々を過ごしているはず。
そしてそれは、関係性を改善していかない限り、ずっと続いていくのです。
心理学者のアルフレッド・アドラーも、
私たちが人生で経験する悩みはすべて「人間関係の悩み」に起因すると言います。
そうすると、人間関係を左右するコミュニケーション能力は、
究極の「問題解決能力」と言えるかもしれません。
私たちにとって、かなり重要だということがわかってきます。
コミュニケーション能力とは、人と意思疎通するための力。
さらに突き詰めると「人と理解しあうための力」です。
コミュニケーションには以下の2種類があり、一般的に「コミュニケーション」とは後者のことを指しています。
■ コミュニケーションの手段
対人コミュニケーションには「言語」「非言語」の2つの手段があります。
コミュニケーションは、何を話すかという「言語」に重きをおきがちですが、実は「非言語」の部分も非常に大切だという研究結果が複数あります。
例えばアメリカの学者、レイ・L・バードウィステルによると、
二者間のコミュニケーションは、このような割合で行われているそうです。
■言語(言葉)によって伝えられる部分
→ 情報全体の35%
■非言語(口調、ジェスチャー、しぐさ、間の取り方)で伝えられる部分
→ 情報全体の65%
コミュニケーション能力を高めていこうとすると、
言語も非言語も含めて、コミュニケーションを磨いていく必要があるのです。
私たちが人生で経験する悩みは、
すべて「人間関係」からくるものだとお伝えしました。
そして人間関係の良し悪しを左右するのがコミュニケーション能力だと。
しかしコミュニケーションが影響をもたらすのは、
人間関係だけではありません。
「収入」についても大きく影響していることがわかる2つのデータをご紹介しましょう。
ハーバード・ビジネス・スクールの調査によると、
ハーバードの卒業生を調査したところ、コミュニケーション能力(対人関係の構築力)の差によって、年収に1.85倍もの差が生まれていたことがわかりました。
年収1000万円の人と、1850万円の人。
これが積み重なっていくと・・・10年で8500万円もの差が生まれることに。
秀才が集まるハーバードでも、コミュニケーション能力の有無で、
これほどの違いになるのです。
次にエン・ジャパン株式会社が行った、
ミドル層の転職後の出世・年収の調査によると、転職を機にこのようなデータが出ました。
管理職候補として転職したものの、
半数が年収が変わらない、または下がってしまったわけですが、
年収アップ(出世)できなかった人に共通する要因は
「コミュニケーション能力が低い」が最も多く、59%になったそうです。
管理職候補として転職するとなれば、企業からは高いマネジメント力や、
人材育成の手腕が当然のように求められているのです。
キャリアアップや年収アップを考える人にとっては、コミュニケーション能力を磨くのは、
早ければ早いほど有利だ、と言えるでしょう。
社会や企業が求める『コミュニケーション能力の高い人』の特徴とはなんでしょうか。
まず大前提をお伝えすると、そもそもコミュニケーションに、正しい/間違いの基準はありません。
あなたのコミュニケーション能力が高いか低いかは、実際にあなたとコミュニケーションをとった相手が判断することです。
そこで、私たちの講座に学びにこられた受講生の方から伺った、コミュニケーション能力が高い人の特徴をピックアップしました。
このような人が周囲にいたら、
とてもありがたい存在だと感謝されたり、一目置かれているのではないでしょうか。
そして自分もこんな風になりたい、と思う方もきっと多いと思います。
次に、コミュニケーション能力が低い人の特徴をピックアップしました。
もしかするとあなたも、「コミュニケーションがスムーズにいかない」と相手に感じさせてしまっていることがないか、参考にしてみてください。
もし思い当たることがあったとしても大丈夫です。
コミュニケーション能力は、決して先天的なものではなく、後から身につけることができます。そしてどんどん実践するほど、磨きをかけていくことができるものなのです。
そのためにも、どのように学ぶと自分の血肉になるのか、ポイントを押さえていきましょう。
コミュニケーション能力を高めようと、闇雲に学んでは効率が良くありません。
車の運転やスポーツだったり、何かの技術を身につけていくのと同じで、何事も学ぶには順序があったり、ポイント、コツがあるものです。
子どもの頃、自転車の乗り方を覚えるために、
まず補助輪をつけてスタートしませんでしたか?
補助輪を外して、初めは後ろで支えてもらいながら、
バランスの取り方や漕ぎ出す力加減を覚えていって、
"コツ"を掴んでいくうちに、いつの間にか自転車に乗れるようになりました。
そうして一度覚えた感覚は、
何年も自転車に乗っていなくてもすぐに取り戻すことができます。
コミュニケーション能力を身につけていくのももちろん同じで、
「適切な順序」、「ポイント」、「コツ」があります。
そして、一度身につけておけば、
あなたが人生で経験する悩みや問題を解決していく強力な力になるでしょう。
私たちは、コミュニケーション能力を、効率よく高めていくために、
『コミュニケーションの基本要素』を4つにまとめました。
そして4つの講座で、段階的に能力を高めていくことができるようになっています。
【コミュニケーションの基本4要素】
聴く力
説明する
(伝える)力
質問する力
チームでの
協調性
組織やチームで、今この2つの関心が高まっています。
ここ数年、特にこうした悩み・課題をもった方々が講座に来られることが多くなり、
これらを実現するために、今の時代にどのようなコミュニケーションが
必要なのかを明確にすることにしました。
それを当協会では「多様化コミュニケーション力」として8つの要素に定義
4つの講座カリキュラムの中でも、中級~上級の講座の中で、
実践的に学べるようにしています。
経営者、リーダー、管理職など・・・
人に影響を与える立場の方にとって、これらの要素はあらゆるシーンで大きな力になるはずです。
【多様化コミュニケーション
8つの要素】
1:自己重要感を
満たす関わり
2:共感力
~リスニングの力
3:価値観の尊重と活用
4:多角的な
視点と思考力
5:自他尊重の伝え方~アサーティブ
コミュニケーション
6:個々のモチベーションを引き出す言語スキル
7:強みを活かす質問力~コーチング
8:コンセンサスの本質
ここでは、各講座でどんなことが学べるのかを簡単にご紹介していきます。
最短1日から、約3ヶ月のトレーナー育成コースまで。
あなたに今必要なコミュニケーションの課題や、レベル感を知るための参考になさってみてください。
講座一覧
【初級レベル】 信頼構築の「核心」を押さえる 2級認定講座 |
特に部下のいる方、お子さんのいる方にとって |
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【中級レベル】 人を動かす「影響力」を学ぶ 準1級認定講座 |
「人を動かす影響力」というテーマを軸に、1対多のコミュニケーション、 |
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【上級レベル】 あなたのステージを変える 1級認定講座 |
複雑なシーンや状況、関係性の中で、ものごとを推進していくために |
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【教えるレベル】 コミュニケーション・ トレーナー育成コース |
コミュニケーションを教えるトレーナー、 |
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あなたはどちらの人生を歩んでいきたいですか。
一方は、周囲に信頼できる人がおらず、人に対してなかなか心が開けずにいる。
新しい出会いに期待することを恐れてしまったり、
あるいはよく人とぶつかってしまって、後悔することも。
こんな風に、人間関係に対して不安や自信のなさがつきまとう人生。
もう一方は、仕事では人望や影響力のもとに人が集まり、
家族や友人、恋人との間にも信頼が築かれている。
自分の良い面も悪い面も含めて認めてくれる人たちと、建設的にものごとを進めていくことができる。
こんな風に、人間関係に対して安心や充実を感じることができる人生。
おそらく多くの方が、後者を望むのではないかと思います。
大事なことは、あなたがどのような人間関係を築いていくのかは、
あなたの『コミュニケーション次第』で選択できるということです。
コツを掴んでしまえば、そこから関係の築き方がガラリと変わっていくでしょう。
もっと自分を成長させたい、今の自分を変えたいと思われる方は、ぜひ学びにお越しください。
当協会でこれまでに
14,000名以上の方が資格を取得されました。
ここでしか受講できない
一生の財産となる学びをご提供しています。