『人生の質は、コミュニケーションの質で決まる』
なぜなら、仕事、親子間、夫婦、友人知人、恋人。
全ての人間関係が「コミュニケーションで成り立っている」からです。
信頼関係の築き方。メッセージの伝え方。
相手の心を知ること。
自分を知ってもらうこと。
お互いの心を満たす方法。
褒め方、叱り方・・・。
日々コミュニケーションをする上で、こうした大切なポイントを知っているか、
そうでないかで人間関係の質に大きな差が生まれていきます。
私たちの人生に大きく影響を与える、「コミュニケーション」とは何か?
そしてコミュニケーションがうまくできるようになるための「ポイント」をご紹介していきます。
コミュニケーションとは、「意思の疎通」。
一方通行ではなく、双方向で意思を伝え合うことです。
コミュニケーションはよくキャッチボールに例えられますが、
まさにボールを互いに投げては受け取り・・・これをくり返すのがコミュニケーションです。
そして、ただ物ごとを「伝える」「受け取る」という手段や作業ではなく、
人の考えや感情を表現し、理解しあうこと。
コミュニケーションとは、人(他人も自分も)を知るための方法なのです。
コミュニケーションには、2種類あります。
「自分とのコミュニケーション」
「他者とのコミュニケーション」
そして他者とのコミュニケーションにおいては、双方向の「言語」と「非言語」を使って、
以下の図のような手段(要素)で行われていきます。
「コミュニケーションスキル」と一括りに言っても、これだけの手段があって、
それぞれを磨いていくことでミュニケーションの精度が上がっていくのです。
社会のさまざまなシーンで、コミュニケーション能力が必要とされていることは、
多くの方がご存知のことでしょう。
特に、人とのコミュニケーションが必要とされる職種であればなおさら、
コミュニケーション能力はパフォーマンスに直結します。
コミュニケーションは多くのスキルと同じで、磨けば磨くほど上達するもの。
そしてコミュニケーションがうまく取れることでデメリットになることは1つもなく、
メリットしかないと言っても過言ではないかもしれません。
ここでは5種類のデータをご紹介していきます。
1. 年収に影響
ハーバード・ビジネス・スクールの調査では、
コミュニケーション力(対人関係を築く力)の差によって、
年収に1.85倍の差が生まれていたことがわかりました。
マッキンゼーの調査でも、
コミュニケーション能力が高い人は、他のスキルや知識を持つ人と比較して、年収が約10%高くなるとされています。
2. 就職・転職に影響
経団連の調査では、80%を超える企業が、
新卒採用時に最も重視する要素として、16年連続で
「コミュニケーション能力」を第1位に挙げています。
3.職場の人間関係・
チームの協力関係に影響
スローン経営大学院の研究では、
職場でのコミュニケーションの回数が多いほど、
チームメンバー間の信頼や協力関係が強くなることが
示されています。
4.リーダーシップに影響
アメリカのコンサルティング会社が、
世界中の企業リーダー2800人に行った調査では、
コミュニケーション能力が高いリーダーほど、
他者のニーズを理解しコミュニケーションを
柔軟に変化させることができるため、
チームメンバーとの信頼関係を築きやすく、
問題解決や意思決定の能力が高いとされています。
5.人生の幸福度に影響
オックスフォード大学が1万人以上に対して行った
研究によると、コミュニケーション能力が高い人ほど
幸福度が高い傾向にあり、パートナーや友人との関係が
より健全である傾向がわかっています。
コミュニケーションを上手に取れるようになるためには、まずはポイントを押さえておくことが重要です。
言わば「原理原則」のようなことで、これを知らずにいると、いくらスキルを磨いてもなかなか上達しない、空回りしてしまう・・・こうしたことが続いてしまうでしょう。
相手の反応が、あなたの
コミュニケーションの成果
これはNLPという心理学の考え方に基づきます。
同じことを伝えても、人によって全く違う行動に繋がったり、
違う理解をしていたりするのが私たち人間です。ですから、
コミュニケーションの良し悪しは時と場合によってしまうこともあります。
つまり、あなたのコミュニケーションが良いかどうか、
相手に伝わったか伝わらなかったかは、
コミュニケーションをした結果、相手がどう捉えたかでしかわかりません。
相手の理解したこと、受け取ったことが、あなたのコミュニケーションの成果です。
自分の言いたいことが、
100%伝わることはない
私たちは、同じ言葉や出来事に対しても、その言葉に対する印象や
捉え方が異なります。考え方への賛否や、食べ物の好き嫌いのように。
あなたの伝えたかったことが100%だとして、
実際に相手に伝わったのは30%かもしれませんし、70%かもしれません。
例えばあなたが「赤い色」が好きだと言った時、
あなたがイメージしているのとまったく同じ「赤い色」を、
正確にイメージできる人はほぼいないでしょう。
ミスコミュニケーションや、食い違いは、こうしたことから起こっていくのです。
そこで、「バラ色」とか「レッドカーペットのような赤」などの情報を加えたりして、
お互いにすり合わせをしていくことで、限りなく100%に近づけていくことができます。
そもそも相手と自分は違う、そして100%伝わることはないと知っておくことが、
コミュニケーション上達のためには欠かせません
相手の視点に立って
コミュニケーションする
私たちには、『自分のことをわかって欲しい、自分の気持ちや思いを伝えたい』
という気持ちがあり、承認されたいという欲求があります。
この「自分軸」の思いが先行すると、
私たちはつい一人よがりのコミュニケーションになりがちです。
自分と「意見」「考え方」が違うだけなのに、相手の性格・人柄を否定してしまったり、
悩みを聞いて欲しいと言われたのに、気づけば自分の考えや判断を押し付けていたり、
自分が興味のあることは相手も同じだと思い込んで話を進めてしまったり・・・。
コミュニケーションが成立するのは相手次第であり、そして100%伝わることはない、
というポイント1、2を踏まえると、相手の視点(相手軸)に立つことが、
コミュニケーションをスムーズにしていくための大前提だと言えるでしょう。
冒頭にご紹介した
『人生の質は、コミュニケーションの質で決まる」
この言葉は、世界No.1コーチと言われるアンソニー・ロビンズの言葉です。
なぜなら、仕事、親子間、夫婦、友人関係、恋人。
私たちは人生のほとんどを人との関わりの中で過ごし、
そしてそのすべての人間関係やビジネスの潤滑油がコミュニケーションだからです。
コミュニケーションを学び、スキルを磨いていくことは、
あなたが何かを実現しようとする時に、人を動かす大きな力となるでしょう。
そして人生の選択肢を、より豊かに広げていくことに直結します。
ご紹介した3つのポイントのように、
コミュニケーションには、一気に能力やスキルが飛躍するような「原理原則」があります。
こうした大事なことを知らないままでは、人間関係で悩んだり、
うまくいかないことをくり返し経験しつづけることが予測できます。
早いうちに大事なポイントを押さえておくことで、
人生をより好転させていくことができるでしょう。
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