話のプロが教える「トーク力」が高い人の特徴11と高め方
「あの人は話がうまい」
「あの人のトークに引き込まれる」
周囲から、
こんな風に言われる人がいます。
「話がうまい人」
「トーク力のある人」は、
仕事や恋愛など、人生の大事な場面で、
相手が自分の話に関心を
持って聞いてくれるという、
強みを持つことができます。
では、トーク力のある人とは、
具体的にどのようなスキルを
持っているのでしょうか。
この記事では
「話をすることに自信がない」
「自分の話が思うように伝わらない」
「人を惹きつけるトーク力を身につけたい」
といった悩みを解決し、
自分の伝えたいことが、
相手に正しく伝わる話し方についてご紹介します。
1.トーク力とは
トーク力とは、自分が伝えたいことを、相手に伝えたいままに伝える、話のスキルです。
トーク力は、話し方と話の内容で構成されています。話し方とは、声のトーンや抑揚、あるいは表情などの話の表現力です。
話の内容とは、何を話すかといった内容はもちろんのこと、言葉の選び方や話す順番なども含みます。
トーク力が高まると、相手が自分の話に強い関心を持って聞くようになります。
ある場面では人を魅了し、またある場面では人に影響を与え、あらゆるコミュニケーションにおいて、意思の疎通がスムーズになります。
具体的には、以下のような場面で有効に使うことができます。
- 自己紹介で、自分を印象づけることができる
- 上司の前で、うまくプレゼンができる
- 顧客に、商品の良さを最大限に伝えることができる
- 初対面の人と、話が弾む
- 式典のスピーチで、聞く人を魅了できる
- セミナーなど大勢の前で話す場面で、聞く人に影響を与える
2.「トーク力」が高い人の「11の特徴」
トーク力が高い人には特徴や共通点があります。
トーク力を高めようと思ったら、上手な人をお手本にして、真似をすることが上達の近道です。
取り組みやすいように、難易度別にレベル分けしてご紹介します。あなたにとって、試しやすいものから実践するのがおすすめです。
2-1.実践レベル1:3つの特徴(難易度☆)
2-1-1.最初の5秒で、人の気持ちを惹き付けている
トーク力の高い人は、話し始めの5秒で人の気持ちを惹きつけることができます。
この「5秒」というのは、人が息継ぎをせず、ひと息で話せる長さの目安です。
【最初の5秒の文例】
以下の文章を声にすると、どちらも5秒程度になります。
-
ビジネスシーンの初対面での挨拶
:「初めまして。株式会社○○の□□と申します。」
-
社内でのプレゼンテ―ション
:「これから、今年度の新規プロジェクトについてご説明をいたします。」
上記のどちらも、内容として伝えているのは、シンプルな挨拶のみです。
つまり、話し始めは内容に頼ることができませんので、話し方に工夫が必要です。
5秒間のフレーズで人を惹きつけるには、以下のポイントを意識します。
【話し始めに意識する3つのポイント】
-
ゆっくり、はっきり発音する
:緊張すると早口になりやすいので、ゆっくり、はっきりを心がけます。
-
大きな声で、空気を変える
:大きな声は、その場の空気を一瞬で変え、自分に注目させることができます。
-
穏やかな笑顔で話す
:笑顔を作ろうと力みすぎると不自然になるため、自然な笑顔を心がけます。
2-1-2.伝えたいことが明確である
トーク力の高い人の特徴として、話の内容が明確でわかりやすいことが挙げられます。
これは話し手自身が、伝えたいことを明確にできているからです。
話の内容を明確にするには、以下の3つのポイントを意識します。
- 誰に伝えたいのか
- 何を伝えたいのか
- 何のために伝えるのか
【例:アレルゲンの入っていないアイスクリームを、対象客に紹介する】
-
誰に
:乳製品・卵アレルギーを持つ子供の保護者に
-
何を
:乳製品・卵アレルギーでも食べられる、アレルゲン(乳製品・卵)を使用しないアイスクリームのおいしさと安全性
-
何のために
:市販のアイスクリームを食べることができず悲しい思いをしていた子供に、アイスクリームを食べる喜びを届けるため
子供にはアイスクリームを食べる喜びを、保護者には子供が喜ぶ姿をもたらし、親子の喜びを実現するため
2-1-3.表情、抑揚、ジェスチャーで表現する
トーク力の高い人は、表情、声の抑揚、ジェスチャーなどの「非言語コミュニケーション」で表現するのが得意です。
コミュニケーションには、
「言葉で情報を伝えるコミュニケーション」と、
「表情や声のトーン、言葉の抑揚、身振り手振りなどのジェスチャーといった、言葉以外の方法で情報を伝える非言語コミュニケーション」があります。
例えば、次のように非言語コミュニケーションを用います。
- 嬉しかった話 ⇒ 満面の笑顔、明るい声のトーン、大きな身振り手振り
- 残念な話 ⇒ 眉間にしわを寄せた泣きそうな顔、沈んだ声、うなだれた姿勢
- 感謝を伝えたい話 ⇒ 感極まった表情、深いお辞儀など
- 強く主張したい話 ⇒ 主張したい部分のキーワードを、ゆっくりはっきり発音する
例:「全員集合しないと出発できないので、必ず時間通りに来てください」
※下線の部分のように、強調したいメッセージに、非言語コミュニケーションを使います。
逆に、表情や言葉の抑揚に変化がないと、話が一本調子になり、聞き手は話に飽きてしまいます。伝えたいことを明確にして、効果的に非言語コミュニケーションを用いましょう。
2-2.実践レベル2:5つの特徴(難易度☆☆)
2-2-1.話の内容をありありとイメージさせられる
トーク力の高い人の話を聞いていると、話の内容がイメージとして、頭の中にありありと浮かんできます。
このイメージは、話し手の「表現力」がもたらすものです。
内容をイメージしやすいように話すには、以下の方法が有効です。
【話の内容をイメージしやすくする5つのポイント】
-
1.比喩を用いる
:「まるで生クリームのように泡立つ石鹸です」
-
2.例をあげる
:「話の面白い男性はモテるよね。営業部のAさんは、冗談がうまいから、女性社員に人気があるよ」
-
3.擬音語、擬態語を用いる
:「狭い道でも、スイスイと快適に走れる自転車です」
:「大きめの野菜がごろごろ入ったレトルトカレーです」
-
4.聞き手の記憶を呼び覚ます
:「わたしたちが子供の頃は、○○が流行ったよね」
-
5.例え話を用いる
:「大変だと思うことも、繰り返し練習すると自然にできるようになるよ。
初めは何度も転んだ補助なしの自転車も、いつの間にか乗れるようになったでしょう」
2-2-2.タイミングよく、相手に発言させる
トーク力の高い人は、タイミングよく相手に発言させるスキルを持っています。
自分が一方的に話しているだけでは、トーク力が高いとは言えません。
聞き手と話し手が程よいバランスで交代し、会話のキャッチボールをうまくコントロールすることも、話がうまい人の条件です。
会話のキャッチボールを円滑にするには、以下の方法が有効です。
【会話のキャッチボールがうまくいく、3つのポイント】
-
自分の話をしたら、相手にも同じテーマで問いかける
:話し手と聞き手がバランスよく交代することで、互いの情報を共有することができ、親近感が高まります。
例:「お酒なら、わたしはビールが好きです。あなたは、何が好きですか?」
-
話のキーワードを繰り返す
:相手が発言したら、話の主なキーワードになる言葉を繰り返します。
これにより相手は「自分の話はきちんと理解されている」という安心感を得た上で、次の話がしやすくなります。
例
- A:「先日、高尾山に登ったんです」
- B:「へぇ、高尾山に?」
- A:「そうなのです。ずっと前から登山をしたいと思っていたので」
-
自分とは考えが違う話でも、一度は受けとめる
:発言を聞き、自分とは意見が合わないと感じても、まずは相手が感じていることを理解する応答をします。
聞き手が一度受けとめることで、話し手は「自分の話を否定せずに聞いてもらえる」という安心感を持ち、発言しやすくなります。
- 例:「女性は、結婚したら家庭に入るべきです」に対して
- ×:良くない応答「なぜ、そう思うのですか?」
- 〇:良い応答「あなたは、そう思うのですね。なぜ、そう思うのか教えていただけますか?」
2-2-3.聞き手の反応をよく見て、伝え方を変えている
トーク力の高い人は、聞き手の反応を見て、話の内容や伝え方を臨機応変に変えることができます。
聞き手の反応は、表情、目の動き、姿勢、頷きなど、外見の情報から拾うことができます。
例えば、セミナー中に眠そうな顔をしている受講者がいたら、座学だけでなくロールプレイングを入れる、といったことが、これにあたります。
【聞き手の反応例】
-
1.頷きが急に止まる ⇒ 話が理解できない、話に納得していない
【対策】
- ●「ここまで、ご理解いただけましたか」と確認をする
- ●「わからない」と言われたら、簡単な言葉に置き換える。例え話を用いる
-
2.視線が泳ぐ ⇒ 急ぎの用事があるなど、話の他に気になることがある
【対策】
- ●「何か、気になることがおありですか?」と確認をする
-
3.顔と体の向きが、話し手に正対していない ⇒ 話が受け入れられない、話に関心が持てない
【対策】
- ●「そういえば」などと区切って、話の切り口を変える
2-2-4.絶妙な間を捉えて話す
トーク力の高い人は、「話の間」を大切にしています。
「間」は、「沈黙」と言い換えることもできます。会話中の沈黙に気まずさを感じる人は多く、特に話すことへ苦手意識のある人は、沈黙を怖がります。
しかし、沈黙は怖がるものではなく、活用するものです。
沈黙の間、人は、思考を整理しています。この間に、話し手が余計な口を挟むと、話の流れが変わってしまったり、本来得られる応答が得られなかったりするのです。
よくある失敗例は、沈黙が続くと、矢継ぎ早に質問を繰り返してしまうパターン。これは聞き手にとっては、尋問を受けているような気になり、とても疲れる状況です。
質問をした後、あるいは、聞き手の応答があった後、しばらく「間」をとることも大切です。
【沈黙の活用例】
- 1.セミナー、講師が受講者に質問をする
- 2.会話中、ふと話が途切れる
講師:「みなさん、Aの答えはなんだと思いますか?」 (講師が沈黙する ⇒ 受講者は、Aに対する自分の回答を出す)
講師:「実は、Aの答えは『1』なんです。」
(受講者は、自分が出した回答と対比ができるので、理解度が高まる)
話し手「この辺りに、いらっしゃることはありますか?」
聞き手「いいえ、ほとんど来ることはありません。」 (聞き手が沈黙する ⇒ 話し手は、次に聞き手が口を開くのを待ってみる)
聞き手「でも・・・そういえば、以前、友人と食事に来たのが、この辺りだったかもしれません」 (間を置いたことにより、新たな情報を引き出せる)
2-2-5.語彙力があり、言葉の選択が絶妙
トーク力の高い人は、語彙のストックをたくさん持っており、言葉の選び方も絶妙です。
同じ内容の話であっても、言葉の選び方で、聞き手が受ける印象は大きく変わります。
例えば、「美人」という言葉。一般的に、容姿の整った女性のことを表します。
この「美人」も、他の言葉で表すと、印象が変わります。
【美人の言い換え例】
- 可愛い女性(幼げで愛嬌のある女性)
- 絶世の美女(誰もが美しいと感じる、圧倒的存在感のある女性)
- 和風美人(黒髪で色が白く、東洋的な顔立ちが美しい女性)
- クールビューティ(気品があり、冷静な印象を受ける美しい女性)
このように、言葉の特徴を理解し、その場その時にベストな言葉を選んで話すことで、聞き手の心を掴むことができます。
語彙力を高めるには、以下のように日頃から多くの言葉に触れることです。
- 人の話を聞きながら「いいな」と思うフレーズがあったら、自分も使ってみる
- 小説を読み、魅力的な表現を使ってみる
- 類語辞典を活用し、別の言い方がないか、調べてみる
こうしたことを習慣化するといいでしょう。
2-3.実践レベル3:3つの特徴(難易度☆☆☆)
2-3-1.聞き手が「自分ごと」として耳を傾けるよう話す
トーク力のある人の話は、聞き手が「この話は自分に必要だ」と感じます。
人が最も関心を持つのは、自分自身に関することです。
「自分ごとだ」と思ったときに、相手の話に強い関心を示すのです。
自分ごとだと思わせるには、問いかけが効果的です。
具体的には、「得られるメリット」もしくは「何かを避けられる」イメージを描かせるフレーズが有効です。
これは「痛みを避けて、快楽を得る」という、人間の本能的な反応が関係しています。このような人間心理を押さえると、興味を惹きつけ、自分ごとのように思わせやすくなります。
それを仕事や人生で使えるように体系化した言語学が「LABプロファイル」です。「痛みを避けて、快楽を得る」という面において、LABプロファイルでは「人がどのような傾向を持ち」「反応するか」について、以下の2つを教えてくれます。
-
目的志向型
:望みが叶う、欲を満たせる、成果を得られるなど、目的を追求することに意識を向けて行動する。
そのため、「得られるメリット」に対して、強く反応し、動機づけられる傾向があります。
-
問題回避型
:望まない現実を避ける、危機を回避する、良くない結果を恐れるなど、問題となる状況を避けるために行動する。
そのため、「何かを避けられる」ことに対して、強く反応し、動機づけられる傾向があります。
これらを意識し、トークの中で、相手に合わせた問いかけをすると効果的です。
【目的志向型へのトーク・問いかけ例】
- 「お金があったら、欲しいものが買えるから、稼ごう!」
- 「○○になったらいいと思いませんか」
- 「○○になる方法を、知りたいと思いませんか」
- 「○○できる□□があったら、欲しいと思いませんか」
- 「お客様が勝手に口コミを起こしてくれたら、嬉しいと思いませんか」
【問題回避型へのトーク・問いかけ例】
- 「お金がなくなったら、生活できなくなるから、稼ごう!」
- 「○○という悩みはありませんか」
- 「○○に困っていませんか」
- 「なぜ○○できないのだろう、と思いませんか」
- 「広告を出しているのに、なぜお客様が来ないのだろうと悩んでいませんか」
2-3-2.人が感動する鉄板ネタを持っている
トーク力の高い人の話は、聞き手の記憶に残ります。
では、話の内容や出来事が人の記憶に刻まれるのは、どんなときでしょうか。
実は、話や出来事が人の記憶に刻まれるのは、感情が大きく動いたときなのです。
つまり、感動したときに、記憶に刻まれるのです。
話のうまい人は、この仕組みを上手に使います。
人の感情が大きく動く話、感動する話の鉄板ネタを持っているのです。
「大きく感情が動く話」の例として、以下を挙げられます。
-
1.人の心の琴線に触れる話、思わず泣ける話
例:「母猫を亡くした子猫を、子犬を亡くした母犬が育てた」という話
-
2.新たな知識に驚く話、予想のつかない話
例:「3秒でエビフライを作る方法がある」という話
-
3.常識の逆をいく話、意外な話
例:「夏にスノーボードができる場所がある」という話
こうした話を交えながら、そのテーマに沿った一番伝えたいことを伝えると、聞き手の記憶に定着され、印象に残るのです。
他に、恐怖を感じる話や悲しい話なども感情が動くので記憶には残りますが、特別な意図がない限り、ネガティブな影響は与えないほうがいいでしょう。
2-3-3.話をストーリーにして、聞き手を惹きつけられる
トーク力の高い人は、伝えたい内容やコアな思いを、ストーリーに仕立てて話すことができます。
ストーリーにしたり、エピソードを交えて話すことで、聞き手の興味を惹き、感情を動かすことができます。より内容を印象づけ、相手に影響を与えることができるのです。
【例】
●伝えたいコアメッセージ ⇒ 「人を見かけで判断してはいけない」
「駅の券売機の前でね、操作がうまく出来なくて、まごまごしているおばあさんがいたんですよ。」
「小さな駅で、券売機もふたつしかなくてね、おばあさんの後ろは列になっちゃったんです。」
「おばあさんのすぐ後ろに並んでいたのが高校生だったんですけど、これがまた悪そうな男の子でね、
制服をだらしな~く着て、靴はかかとを踏んでいて、ガムをくちゃくちゃしながら、貧乏ゆすりしているんですね。」
「さぞかし、イライラしているんだろうなぁと思ったそのとき、その男の子、おばあさんの横に立って、こう言ったんです。
「『大丈夫ですか?もしよろしければ、お手伝いしましょうか』」
「その口調が、びっくりするほど礼儀正しかったのです。その後も『どこまで乗るのですか?』って丁寧に問いかけて、てきぱき操作を手伝って、
御礼を言うおばあさんに『どういたしまして。どうぞお気をつけて。』って、お辞儀までしたんですよ。いやぁ、感動したなぁ」
いかがでしょうか。
「人を見かけで判断してはいけない」というフレーズを一度も使っていませんが、十分にそのメッセージが伝わるのではないでしょうか。
このように伝えたいメッセージがある場合、そのまま伝えるのではなく、ストーリーにして話ができないかと考えるとよいでしょう。
3.話のプロが教えるトーク力の高め方
3-1.話し方に磨きをかける3つの勉強法
話し方は学ぶことによって、そのスキルを高めることができます。
効果的な勉強法をご紹介します。
1.話の実践ができるセミナーを受講する
セミナー受講のメリットは、その場で実践し、客観的なフィードバックをもらえることです。
講師や、他の参加者が話す様子を見て、話し方を俯瞰して見ることができるのも魅力です。
話の「練習」ができる場は、日常生活には、なかなかありません。
プレゼンが控えている、お見合いをするなど、目の前に目標がある人は、セミナーを受講することをおすすめします。
2.自分のトークを録音する
話し方を磨くには、自分の現在の状態(現在地)を知ることが重要です。
「話し方の勉強をしている」という事情を相手に伝え、録音の許可を得たうえで、自分の話を録音し、聞き直してみましょう。
声の調子、言葉の選び方、間のとり方、相手の反応など、様々な気づきがあります。
例えば、録音を聞いたときに「あの~」「え~と」といった、言葉ぐせが多いことに気づく、といったことがあります。
改善すべきと思ったことを、箇条書きにし、次に話す際に意識するとよいでしょう。
3.様々な人のトークを聞き、お手本にする人を決める
トーク力のお手本になる人を決めると、話がしやすくなります。
トーク力が高い人と一口に言っても、様々な個性があります。
「元気に話し、聞き手の気持ちを明るくする人」や「しっとりと話し、聞き手に感動をもたらす人」、
「強く話すことで、聞き手に喝を入れる人」など、個性は様々です。
いろいろな人のトークを聞くことで、「自分もこの人のように話したい」というイメージが沸き、再現しやすくなります。
お手本にしたい人のトークを聞くときは、「この人の話し方の、どんなポイントがいいと感じるのか」を意識しながら聞きます。
「言葉のアクセントがいい」「言い回しがいい」など、意識するポイントを整理して、自分が話すときに反映します。
また、複数の人それぞれのいいところを拾って、自分のものにしていくこともおすすめです。
3-2.話の内容を魅力的にする5つの方法
話の内容を魅力的にするには、話したいテーマに合わせて、次のような内容を入れると効果的です。
●自分の体験談を入れる
人は、相手が経験したストーリーに興味を持ち、共感します。「自分にはこんな経験がある」と自己開示をしましょう。
●誰かの体験談を入れる
年齢や性別、仕事をしているかなど、様々な状況の人の体験談をなるべく多くストックしておきます。
聞き手が最も共感できそうな人の体験談を話すと効果的です。
●専門家の評価を入れる
「この効果は、物理学の〇〇という教授によって実証されています」など、専門家の評価を入れると、話したいテーマに説得力を持たせることができます。
●有識者や著名人、芸能人などの話を引用する
「ココ・シャネルの名言に “人生がわかるのは、逆境のときよ” という言葉があるのですが、大成する人は逆境に強いのですね」など、
聞き手がイメージしやすい人物の名言などを入れると効果的です。
●ユーモアを盛り込む
聞き手が思わずクスっと笑ってしまう、ユーモアを盛り込みましょう。
笑いを取る!と意気込むのは難しいので、初めは深く考えず、話のネタを何パターンか試し、必ず笑ってもらえるネタがあったら、鉄板にするといいでしょう。
まとめ
人は誰しも、「自分の話を聞いてもらいたい」という欲求を持っています。
伝えたいことがきちんと伝わると、話し手も聞き手も、互いに気持ちがスッキリし、その上で適切な反応をすることができます。
前提として、「自分の思いは、伝えようとしなければ、伝わらない」という考えを持っておくといいでしょう。
自分と他者とは、ものの見方、捉え方、考え方、認識力などあらゆる面において、大きな違いがあるのです。この違いを越え、「どうしたら伝わるか」と考えながら話す力が、トーク力なのです。
この、ものの見方、捉え方、考え方、認識力などあらゆる面において、大きな違いがあることはコミュニケーションを学ぶことで理解を深められます。
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