ノンバーバルコミュニケーションとは?7つの種類・役割を解説

ノンバーバルコミュニケーションは、
言葉を使わずに行う
非言語コミュニケーションのことです。
メラビアンの法則では、
非言語と言語が矛盾した状況において、
ノンバーバルコミュニケーションの影響が、
9割を超えたことが示されました。
ノンバーバルコミュニケーションは、
コミュニケーションにおいて
重要な役割を持っているのです。
ノンバーバルコミュニケーションを理解し、
ものにすることができれば、
あなたのコミュニケーションは
より効果的なものになるでしょう。
この記事では、
ノンバーバルコミュニケーションとは何かを
解説したうえで、
どんな種類や役割があるのかを解説します。
さらに、
コミュニケーション能力を高めたい方向けの
解説もしています。
ぜひご覧ください。
1.ノンバーバルコミュニケーションとは

ノンバーバルコミュニケーションとは、言葉を使わないコミュニケーションのことで、具体的には以下のようなものが挙げられます。
- 笑顔やしかめっ面などの表情
- 身振りや手振りなどのジェスチャー
- 高い低いなど声のトーン
- 話すスピードの早さや遅さ
- 接する時の姿勢の良さや悪さ
- 気持ちを表すような目の動き
- ポディタッチ など
例えば、少し距離が離れていて声が聞こえない状態でも、ニコッと笑顔で手を振っている友人とは、好意的な気持ちのやり取りが起こるのではないでしょうか。
一方で、言葉では何も言われなくても、しかめっ面でPCを見ながら貧乏ゆすりをしている人がいたら、なにか苛ついているかもしれない、といった気持ちを受け取るかもしれません。
また、ノンバーバルコミュニケーションの反対の意味を持つ言葉に、バーバルコミュニケーションがあります。
バーバルコミュニケーションは、会話や文章など、言葉を使ったコミュニケーションを意味します。
ノンバーバルコミュニケーションとバーバルコミュニケーションの2つでコミュニケーションは構成されていると言われています。
2.ノンバーバルコミュニケーションの重要性

コミュニケーションをとるうえで、ノンバーバルコミュニケーションはとても重要です。
メラビアンの法則によると、非言語と言語が矛盾したコミュニケーションにおいて相手に影響を与えるものは、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報は7%となっています。
このことから分かるように、コミュニケーションにおいて影響を与えるのは、言語情報であるバーバルコミュニケーションが1割程で、視覚情報、聴覚情報のノンバーバルコミュニケーションは9割以上を占めているのです。
そのため、たとえどんなに話している内容が良くても、ノンバーバルコミュニケーションが疎かになっていると、相手に伝わりづらかったり、印象に残らないコミュニケーションをしてしまうことになります。
コミュニケーションにおいては内容だけでなく、ノンバーバルにも意識を向けることが重要なのです。
3.ノンバーバルコミュニケーションの種類と役割

この章では、ノンバーバルコミュニケーションにはどんな種類があるのか、また、それぞれの役割も合わせて解説していきます。
3-1.表情
表情はコミュニケーションにおいて大きな役割を果たします。
人と会話するときのことを思い浮かべてみてください。
おそらく、ほとんどの人が、相手の顔、特に表情を見ながらコミュニケーションを取っているのではないでしょうか。
そして、その表情を見ながら、相手の感情を無意識のうちに感じ取っているのです。
例えば、私たちは、話している相手の口角が上がっていたり、目尻にシワが寄っていると喜びや安らぎなど「ポジティブな感情」、口角が下がっていたり、眉間にシワが寄っていると怒りや不安など、「ネガティブな感情」を感じ取ります。
こちらが相手の表情を見て感情を読み取る様に、相手もこちらの表情を見てコミュニケーションをとっていることが多いので、相手に誤解を招かないように、自身の表情にも注意する必要があります。
3-2.声のトーンやボリューム・話のスピード
声のトーンや話のスピードを変えるだけで相手に与える印象は大きく変わります。
声のトーンが低い人と高い人の2パターンの人がいるとします。
「どちらの人が明るい人と感じるか」と聞かれたとき、きっと声が高い人の方が明るい印象を持つのではないでしょうか。
また、声のボリュームと話のスピードは組み合わせ方次第で相手に与える話の印象は大きく変わります。
一般的に講演やスピーチで使われるテクニックですが、小さい声でゆっくり話をすることで、話に重要感をもたせることができたり、大きな声で早く話すことで、話に勢いをつけることができます。
このように声のトーンやボリューム、話のスピードを意識的に変化させるだけで、話す内容は同じでも相手に与える印象、影響は大きく変わってきます。
3-3.身なり

身なりもコミュニケーションにおいて大きな影響を及ぼします。
特に初対面だと、身なりは重要です。
もしあなたが病気になって、病院の先生に診てもらう際、その病院の先生の衣服が清潔ではなかったとき、どのような印象を持つでしょうか。
おそらく、話す前からその先生を信頼することは難しいでしょう。
きっとどこかで疑心暗鬼になるかと思います。
営業マンでも同じことが言えます。
同じ商品を扱う2人の営業マンがいるとします。
一人は髪がボサボサで、スーツやネクタイにシワがある営業マン。
もう一人は整えられた髪型に張りのあるスーツを身にまとった営業マンです。
あなたはこの2人から営業をされた時、どちらから商品を購入したいですか。
きっと、話を聞く前から前者に不信感を抱いているので、買うのであれば後者から買うでしょう。
このように、その人の実力や話す内容は関係なく、見た目が相手の印象に反映されてしまうため、コミュニケーションにおいて、身なりは大きな影響を及ぼすのです。
3-4.姿勢
姿勢も、ノンバーバルコミュニケーションのうちの1つです。
あなたが背筋を伸ばして正しい姿勢でいれば、相手に自信があるように映り、反対に、猫背で居ると、相手には自信がないように映ってしまうでしょう。
私たちは人の話を聞くとき、興味がある内容は、自然と前のめりになり、興味がない内容は姿勢が悪くなってしまうように、自身の内面で感じていることがそのまま姿勢に現れます。
この特性は初対面の相手とのコミュニケーションに活かすことができます。
初対面の相手とコミュニケーションを取る時、相手も緊張している場合が多いです。
あなたが、前のめりの姿勢で相手の話を聞いていると、相手には、安心感を与えると同時に、話に関心があると感じさせることができ、円滑なコミュニケーションを築きやすくなります。
姿勢だけでコミュニケーションを取るわけではありませんが、このように姿勢を意識するだけで、相手に与える印象は大きく変わってきます。
3-5.ジェスチャー
ジェスチャーは、言葉の情報を相手に伝わりやすくするノンバーバルコミュニケーションの1つです。
普段のコミュニケーションにプラスして、ジェスチャーをするだけで、視覚的に情報を伝えることができます。
注目してもらいたい場所を指したり、意見に同意しているときに首を縦に振ったり、ジェスチャーの使い道は多岐に渡ります。
どのジェスチャーにも言えるのは、言葉の情報にプラスしてジェスチャーをすることで、話の内容を相手に伝わりやすくする役割があるということです。
話す内容とジェスチャーに乖離があったり、大げさすぎるジェスチャーは、聞き手からの印象を下げてしまう可能性があるので、注意が必要です。
3-6.身体的な距離

人はコミュニケーションを取るうえで、相手との関係性によって無意識に身体的な距離を取っています。
人は親しい人とは身体的な距離が近く、反対に親しくない人とは距離を置くものです。
ここで、あなたにとって親しい人と、そうでない人の身体的な距離を思い浮かべてみてください。
いかがでしょうか。
おそらく、ほとんどの人が、仲の良い人よりも関係の浅い人の方が、身体的な距離が離れていたのではないでしょうか。
身体的な距離は、普段、意識している人は少ないと思いますが、意識してみることであなたのコミュニケーションに有効に働く可能性があります。
3-7.目の動き
目の動きもコミュニケーションには欠かせない要素です。
人は、コミュニケーションを取るとき、表情も見ていますが、相手の目の動きも見ています。
「目は口ほどにものを言う」ということわざがあるように、目の動き方で、感情や思考が働いていることが分かります。
例えば、人は嫌悪感や不信感を感じているとき、目を細め、興味や関心があることに対しては、目を開いてまばたきが少なくなります。
また、質問をされたときには、目を逸らして、話す内容を思い浮かべるために、上を見上げたり、横を見たりもします。
姿勢と同じ様に、目の動き1つで興味や関心を寄せていることも表現できるため、目の動きもコミュニケーションには欠かせない一つの要素なのです。
4.さらにコミュニケーション能力を高めるには

ここまで、ノンバーバルコミュニケーションの種類やそれぞれの役割を解説してきました。
コミュニケーションとは、言語情報が重要のように見えて、実はノンバーバルコミュニケーションが大きな影響力を持っているのです。
今回解説した内容を少しずつでも意識して実践すれば、コミュニケーション能力が高まり、相手の反応も変わってくるかもしれません。
さらにコミュニケーション能力を高めるには、ノンバーバルコミュニケーションを身に付ける以外にも、沢山の方法があります。
しかし、本当に効果があり、相手に影響を与えることができるコミュニケーションについて学ぶ機会は、少ないのではないでしょうか。
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