マウントを取る人の心理とは?原因と特徴、無理なく付き合う方法4選

「〇〇大学出身なんだ!私は▢▢大学だけど。」
「え、こんな事も知らないの?」
このようにマウントを取る人が
あなたの身近にもいるのではないでしょうか?
マウントを取られる度に
イラッと
感じてしまう人も
多いかもしれませんが、
できるなら、
うまくコミュニケーションを取って
マウントを取る人と上手に
付き合っていきたいですよね。
実のところ、マウントを取る人は
メンタル面になにか問題を抱えている
可能性が非常に高く、
結果として
コミュニケーションに問題が起きる
というケースが多いと言われています。
職場の人、友達、ママ友など、
マウントを取る人はどこにでも存在します。
距離を置いたとしても
また別の場所で
新たなマウントを取る人と
遭遇するなんてことも。
距離を置くだけでは
根本的な解決にはならないことが
ほとんどです。
この記事では、
マウントを取る人と
上手に付き合っていくために、
マウントを取る人の心理や
付き合っていく方法について
お伝えしていきます。
日常をストレス無く過ごすためにも
ぜひ参考にしてください。
1.そもそもマウントを取るって何?
「マウントを取る」とは、辞書では下記のように書かれています。
自分が相手より優位な点を挙げ、上の立場に立とうとすること。
人が、自分が相手より優位であると示すこと。
引用元:goo辞書
具体例をあげると、学歴や過去の武勇伝を自慢したり、他人のできないことについて揚げ足を取ったりするなどです。
そもそもマウントとは、マウンティングの略語で、元々は霊長類の優位性を示す交尾行動という意味で使われていましたが、
そこから転じて、優位性を誇示することという意味でも、使われるようになっていきました。
2.マウントを取る人の特徴と心理
マウントを取る人にはどのような特徴があるのでしょうか?
その人が抱える心理状況も解説していきます。
2-1.負けず嫌い
マウントを取る人は負けず嫌いな性格の人が多いです。
何に対しても、「負けたくない」「勝ちたい」という思いがあり、
他人が発言したことに対して、自分もできることや、自分の方ができているということをアピールしてしまいます。
このような負けず嫌いな人は、過去に何らかの優劣を決める場面で自信を削がれるようなことや、理不尽なことがあり、
劣等感を感じてしまった経験から、もう二度と同じ思いはしたくないと、負けず嫌いになった可能性もあります。
2-2.否定的な発言が多い
マウントを取る人は、「でも」と否定的な発言をする人が多いです。
例えば、今月の営業成績が1番だった人に対して、
「でも、先月は私のほうが成績よかったよね。」などと素直に祝福できず、否定から入ってしまいます。
このようなタイプの人は自己重要感が満たされてないことが多いです。
自己重要感とは、「自分は重要な存在であるという感覚」のことをいいます。
この自己重要感が満たされていないと、自分を卑下してしまい、自分に対しても、他者に対しても否定的になってしまいます。
2-3.自慢が多い
自慢が多い人は典型的なマウントを取る人です。
人と比べて、「自分はこんなにすごいんだぞ」ということを、自ら伝えてしまうのがこのタイプ。
「私があなたくらいのときは、もっと稼いで貯金もあったよ。」
「部長が私にしか頼みたくないっていうから仕方なく受け入れたよ。」
「何人からも告白されて、結構モテてたからさ。」
のように、会話の隙間に自慢を入れ込んできます。
自慢が多い人は、承認欲求が強いということが特徴として挙げられます。
人は誰しも、褒めて認めてもらいたいという欲求を持っています。
しかし、自慢してマウントを取ってしまうほど承認欲求が凄まじい人は、自分軸ではなく、他者からの評価が軸になっているかもしれません。
幼少期に比較されるようなことが多々あれば、軽いトラウマのようなものになってしまい、
「誰かに褒めてほしい」という欲求が強く出てしまうことがあります。
その欲求を満たすためにマウントを取って、心を安定させているのです。
3.マウントを取る人との付き合い方
さて、ここからはマウントを取る人と上手く付き合っていく方法について、お伝えしていきます。
3-1.客観的に捉える
自分がマウントを取られたときに当事者ではなく、第三者のような視点で客観的にお話を捉えることができれば、冷静に対応することが可能になります。
感覚的には、自分とマウントを取る人の姿を、横から見ているような感じです。
そのマウントはあなたに向けられていないように感じて、冷静に物事を見ることができます。
「また、負けず嫌いが出ちゃってるな。」
「自信がなくて、マウントを取っているんだな。」
「褒めて/認めてほしいんだな。」
のように、落ち着いて物事の解釈ができて、気持ちにゆとりができますので、聞き流すことが簡単になります。
また、同情のような感情も生まれ、許容範囲が広くなることも感じられるでしょう。
3-2.信頼関係を築く
信頼関係を築くと、相手に合わせることができ、自分の求める方向へリードすることができるようになります。
信頼関係を築くにはいくつか方法がありますが、ここでは下記2つの方法をご紹介いたします。
①相手と仕草をを合わせる
家族や仲が良い友人を思い出したときに、そういえば、しぐさや身振りなどが似ていると思いませんか?
実際に、信頼関係が築けている相手とは、しぐさや身振り手振りなどが似てくるという原理があります。
この原理に則って、信頼関係を築くために自ら意識して、相手と仕草を合わせてみてください。
この行動は鏡に写っているかのように合わせることから「ミラーリング」と言われています。
おそらくご家族や親しい友人の方とは、特に何も考えずにしぐさや身振り手振りが似てきたと思いますが、
信頼関係を築きたい場合は、こちらから率先してミラーリングを行い、身近な存在であるという状態をつくり出して、信頼関係を築いていきましょう。
②相手の発言を繰り返す
相手の発言を繰り返すことを「バックトラッキング」と言います。
オウム返しと異なる点としては、ただ単にその言葉を繰り返していくのではないということです。
バックトラッキングでは内容を要約して話すということをしていきます。
そうすることで、相手から「YES」がもらえ、肯定的な反応を引き出すことができ、受け入れてもらいやすくなります。
私の話を参考までに1つ、紹介させていただきます。
誰にでも否定的で、マウントを取る人だと噂の人と、たまたま一緒に食事をする機会がありました。
私は、マウントを取る人だと聞いていたので、マウントを取られないようにするために、
同じタイミングで飲み物を飲んだり、足を組み替えたり、笑うときには同じタイミングで手を叩くなど、ミラーリングを実践しました。
また、よく話してくれる人だったので、傾聴し、話の内容をバックトラッキングも欠かさず行ったところ、
あっという間に、私に心を開いてくれて、今でも私のことを肯定してくれる良き理解者になってくれています。
信頼関係を築くということは、マウントを取られないようにすることに加え、自分の協力者を増やすことができるようになります。
他にも、信頼関係を築く方法が知りたい方は、下記の記事も参照してみてください。
↓
上手にコミュニケーションをとる方法とは?押さえておくべき5つのポイント
3-3.自己重要感を満たしてあげる
2章でも解説いたしましたが、マウントを取る人は自己重要感が満たされていない傾向があります。
その自己重要感を満たしてあげれば、自ずとマウントを取る回数が減っていきます。
自己重要感が満たされていない人は、傾向として、生育過程でなんらかのトラブルがあった方が多いです。
そのような方は、物事を否定的に捉えやすくなっています。
そのため、自己重要感を満たしてもらうために、下記のような、相手を承認する言葉を積極的に伝えてあげることをおすすめします。
- 「ありがとう」などの感謝の言葉
- 「頑張っているね!」などの労いの言葉
- 「大丈夫、心配ない」などの励ましの言葉
- 「あなたを信じている」などの信頼や期待の言葉
- 「すごい!さすが!」などの褒めたり、認める言葉
このような言葉を投げかけてあげることで、徐々に相手の自己重要感が満たされていくことでしょう。
自己重要感を満たしてくれる人は、この世の中にはなかなかいませんので、
もし、あなたが上記の言葉を使って自己重要感を満たしてあげることができれば、貴重な存在として扱われるに違いありません。
マウントを取る人も、そのような貴重なあなたを無下にすることはできなくなるでしょう。
自己重要感と同様に、自己肯定感を満たしてあげることも大切です。
自己肯定感について詳しく知りたい方は、下記より確認してみてください。
↓
自己肯定感とは?高い人の特徴5選とすぐに実践できる高め方3選
3-4.相手の大事にしているものを大切にする
相手の大事にしているものを知って、自分もそれを大切にすることで、相手からあなたへの接し方が変わっていくことを感じるでしょう。
自分が大事だと思っていることを大事にしてもらえると、認めてもらえたという承認欲求が満たされます。
あなたもあなたが大事にしているものを大事にしてもらえると嬉しく感じませんか?
このように承認欲求が満たされることで、その人の中であなたの価値が格段に上がり、マウントを取られるという状況が減ることが予想できます。
例えば、その人が犬や猫を飼っていて好きならば、あなたもそれを大切にする。
車やバイクの趣味があるならば、自分も興味を持ってみるなど、相手に関心を持って接してみてください。
また、脳の機能で、自分と近いものを「味方」と捉えて、自分と異なるものを「敵」とみなす判断が瞬時に無意識で行われます。
海外へ旅行へ行ったことがある方は、現地で日本人に会っただけで安心感を得られたという経験はありませんか?
海外という異国の地で同じ日本人に出会うと、見ず知らずの方であっても、お互いに「味方」であると認識するのです。
他にも、犬好きの方が「犬好きに悪い人はいない」とおっしゃるのと同様で、同じものを大切にしている人は味方と認定されやすくなります。
そうなることで、あなたに対して、マウントを取らない状況を作り出すことができるかも知れません。
4.コミュニケーション力を上げて上手なお付き合い
マウントを取る人について解説していきましたが、参考になりましたら幸いです。
どうしても改善されない場合は、距離を置くという最終手段もありますが、その行動では根本的な解決にはなりません。
それに、簡単に距離を置けるなら、すでにそうしているはずだと思います。
この最終手段に頼らずとも、コミュニケーション力を高めて、自分の接し方を変えると、相手の反応も変わることを感じられます。
コミュニケーション力はマウントを取る人と付き合う時だけではなく、あらゆる人と関わる際に必要なスキルです。
一度学ぶだけで、人生で役立つ一生使えるスキルだと言われています。
もし、コミュニケーション力を高めたいとお感じであれば、人間関係ですぐに使える「5つの秘訣」が書かれた、【無料eBOOK】をご覧いただければと思います。
【無料eBOOK】人間関係が劇的に変わるコミュニケーション「5つの秘訣」
実践的にコミュニケーション力を高めたい方は、コミュニケーションの資格・講座の詳細を下記よりご確認くださいませ。
【eBOOK】今なら無料プレゼント
人間関係が劇的に変わる
コミュニケーション
『5つの秘訣』とは?
人間関係や仕事でうまくいく人と、そうでない人の
コミュニケーションには、どのような違いがあるのでしょうか?
この無料eBOOKは、両者の違いを探求して見出した、
コミュニケーションがうまくいっている人たちの
「共通点」や「秘訣」の一部をまとめたものです。
- 部下やチームをもっとうまくまとめたい
- 営業や接客・販売の成績をもっと上げたい
- 人を巻き込む力・人を動かす影響力を身につけたい
- 言いたいことが伝わらずに悔しい思いをしている
- 家族や恋人との関係をもっと良くしたい
1つでも当てはまることがある場合は、
このeBOOKがきっとお役に立てることでしょう。
今すぐ下記からダウンロードして、ご活用ください。