2024/07/19

【大人の恋愛と心理学】ベストパートナーになるために大切な3大原則

【大人の恋愛と心理学】ベストパートナーになるために大切な3大原則

『そもそも、
男は火星人で、女は金星人だった』

そう想像してみよう。

男と女は、なぜわかりあえないのか?
と悩む方へ、

これはアメリカの心理学者、
ジョン・グレイの大ベストセラー

「ベスト・パートナーになるために」の
冒頭にある一文です。

男女がわかりあえない、
関係がつづかない…

その「謎」を解明し、
素晴しい関係を築く“新しい視点”
この一文にあるのではないでしょうか。

この記事は、対人関係を円滑にするために
大きな影響を及ぼす、心理学NLPをベースに執筆しています。

大切な相手と長くつき合いたい、
これからつき合う人と
最高の関係を築きたい、
あるいは、夫婦間を
もっと良い関係にしたい。

真剣にそう考え、
女性を"落とすテクニック"などではなく、
お互いを理解して尊重できる
関係性を築いていくために…

つまり大切な人と
「人生最高のベストパートナー」に
なるために役立つ方法を知りたい。

そう望んでいるあなたに、
少しでも役立てていただきたいと思っています。

この記事は男性向けに書きましたが、
女性にも共通して活用できることが多々あります。
ぜひ彼にこの記事をシェアしてくださいね!

あなたがこれからの人生で、
信頼しあい、
互いのプラスの面も
マイナスの面も含めて受け入れ
成長し合える
「ベストパートナー」
といえる関係を築くこと。

絶対的な安心感を得ながら、
大切な人と人生を共に魅力的で
充実したものにしていくこと。

そのためのヒントとして活用し、
時折読み返してみてください。

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1.なぜ、男と女はわかりあえないのか?決定的な3つの違い

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ジョン・グレイが著書の中で「男は火星人、女は金星人」と表現するように、
男性と女性には、決定的な違いがあります。

男女間がうまくいかないのは、その違いを受け入れたり理解できないことから、摩擦が生じていくのです。

そして、相手を変えようとし、コントロールしようとし、そこに反発が生まれて関係が壊れます。

あなたとパートナーとの理解と関係を深めていくためのスタートラインは、

男女の違いを知り、まるで別の生き物のようだと捉えることです。

「2人にとっての理想的な関係」に近づき、大人の恋愛をするために、
まずは次に紹介する「男女の3つの違い」を理解していきましょう。

1-1.脳の違い

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女性の脳は、気持ちを察したり感情を読み取る力が高く、協調性に優れている。

言語による表現能力や、複数のことを同時に対処する能力が高い。

男性の脳は、論理的な思考力が高く、一点集中することや決断力に優れている。

また物事を整然と処理したり分析する能力が高い。

などのように、男性と女性の脳(男脳と女脳)に関しての違いは諸説ありますが、

米ペンシルバニア大学のRagini Verma(ラギニ・ヴァーマ)氏らの研究グループにより行われた、

約1000人の男女の脳をMRIを用いた特殊な検査によって、脳内部の神経線維ネットワークを可視化することに成功したとのこと。

男性が一つの物事に集中しがちであるのに対して、女性はマルチタスキングが得意なことなど、

これまでに知られている、脳機能における様々な性差を良く反映しているそうです。

この記事をご覧のあなたも、例えばある時突然、彼女の機嫌が悪くなって黙り込んだ。怒り出した。

昔のことを引っ張り出して、まるで積年の恨みでも晴らすかのようにののしられた。

「どうしてわかってくれないの?」と言われたけれど、何をわかっていないのだろうか・・・。

「女ってわからない・・・」こう思った経験があるかもしれません。

一方、女性にとっては、男性というのは気持ちを察して欲しい、わかって欲しいと思っても、言葉にしなければさっぱり通じない。

大切な記念日だって仕事で忘れてしまう。
なんて人の気持ちに鈍感なんだろうと、もやもや感を抱えることばかり。

「男ってどうして皆、こうなんだろう・・・」と思った経験があるかもしれません。

脳は我々の生命を維持する根幹となる機能から、思考、感情、記憶、言語、感覚などの人間らしさや個体差を創り出す機能まで、

私たちが人間として生きるための「司令塔」のような役割を担います。

そして脳の研究はまだ発展途上ですから、こうした諸説がすべて正解ということでもありません。

さらには脳にも1人1人に違いがあり、女性だから、男性だからとひとくくりにもできません。

ここで大事なことは、

  • 男性と女性の脳は全体の大きさ(重さ)が異なる
  • 同じ部位でもその大きさや形が異なる
  • 同じ活動をするにも使う脳の場所や反応が異なる

このような、明らかな違いがあることです。
違いがあるということは、それだけで役割や働きが違うということが言えます。

男性と女性が理解しあい、大人の恋愛をするために、私たちはこの認識を持っておきましょう。

1-2.役割の違い

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人間を地球上の1種族として考えると、私たちの動物としての生命の役割は「子孫の繁栄」です。

その役割をまっとうするために、

  • 女性は、子どもを産む、育てる、伴侶を癒す
  • 男性は、食糧を確保する(狩りをする)、家族を守る、コミュニティを守る

それぞれこうした役割を多く担ってきました。

先にも上げたとおり、女性は気持ちを察する、感情をくみ取る能力に長けています。

本能的に、まだ言葉を話すことができない赤ちゃんの欲すること、危機などを察するためだとも言われています。

一方で男性は一点集中することや決断力に長けています。

これは、狩りにおいて命がけで獲物を捕らえるための瞬時の判断や、集中が必要だからとも言われます。

このように男性と女性が、生物としてまったく違う役割を与えられたのは、
より強く優秀な子どもを残していくという目的があるからです。

現代社会では、命がけで狩りをするシーンはほぼありませんし、
子どもを作らないという選択も当然あるでしょう。

それでも、「女性らしさ」「男性らしさ」という性質、異なる能力や身体の機能が備わっている限りは、男女は互いを補完し合う存在だと言えるでしょう。

1-3.ビリーフの違い

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「ビリーフ」とは、ある行動・体験・経験に対して、
自分の中に作り出した「意味・判断・価値観」です。

あるいは、育ってきた環境や受けた影響、聴いてきた言葉などによっても作られ、
その人にとっての真実とも言えます。

つまり、育った環境や経験が違うならば、
ものごとへの捉え方や意味も、それに対する反応も違って当然なのです。

ビリーフは、ものごとや体験、自分の能力などに対して作られるものから、
自分のアイデンティティに関わるものまで、あらゆることに対して作られていきます。

男女間においても、このビリーフの違いは大きく関係に影響します。

  • 男性であれば「男ならこうあるべき」
    (例えば、強くあるべき)
  • 女性であれば「女ならこうあるべき」
    (例えば、優しくあるべき)

このようなビリーフが誰しもにあり、
無意識にその人の人生や、相手に求めることへも影響しているのです。

仮にあなたのパートナーが、
「男性は女性を養うものだ」という男性に対するビリーフを持っていたとしましょう。

一方あなたは「女性は自立しているべきだ」というビリーフを女性に持っていたとします。

一緒に暮らすようになって、あるいは将来の話をするようになって、

ビリーフの違いが大きな壁となって2人の前に立ちはだかることは、簡単に想像がつくのではないでしょうか。

一見、周囲から見れば、そのビリーフによって損をしている、間違っていると映るものもあるかもしれません。

ただし、ビリーフの良し悪しを客観的に図る基準はありません。

そこで、パートナーとの関係において、この2点を覚えておくと役立つはずです。

  • そもそも2人は異なるビリーフを
    持っていること(特に異性に対して)
  • 相手との違いを、自分の考えや
    可能性の幅を広げるものと捉えること
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2.人生最高のベストパートナーになるために!押さえておきたい3大原則

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1章で、2人の間には「脳」「役割」「ビリーフ」に決定的な違いがあることをお伝えしました。

ではそれを踏まえて、2人の理解をどのように深めていくかが次の大事なポイントです。

2章では、2人がベストパートナーとなるために欠かせない「3大原則」を押さえ、2人の関係性を常に成長させ、より信頼を深めていく方法をご紹介します。

あなたの恋愛観や理想とするパートナーシップを明確にするために1人で、そしてあなたのパートナーとの関係のために、2人で取り組んでみてください。

2-1.価値観(価値基準)

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仕事や人生、お金、人間関係など・・・

あらゆる物ごとに対して、人がどのように「良い」「悪い」「正しい」「間違っている」などを判断しているのか、

その根拠となる価値観、大事な考えや基準のことを、心理学NLPでは「価値基準(クライテリア)」といいます。

価値基準は、人それぞれ、これまでの人生で経験したことと結びついて記憶されています。

言葉を変えれば、価値基準とはその人の世界観を構築している大切な要素です。

私たちは、価値基準が尊重されれば、自分の経験や世界観が尊重されることになりますが、

価値基準が否定されると、これまでの経験、世界観を否定されることになります。

特に恋愛、家庭、人生など、あなたがパートナーと築いていく上で重要度の高いテーマについて、大切にしたいことを明確にすること。

そして2人で一緒に価値基準を作っていくことで、2人にとっての理想的な関係や世界観を築くことにつながります。

2-1-1.あなたの価値観、お互いの価値観を知る

■価値基準のリストを作る方法

ポストイットとペン、またはメモ用紙とペンを準備します。

Aさん(自分の価値基準を明確にする人)、Bさん(質問する人)に役割を分けて、次の手順1から6までを行います

Aさんの価値基準が明確になったら、役割を交代して、手順1から6までを行います。

手順1

テーマを決める(テーマの例:パートナーとの関係、結婚生活、人生、仕事など)

手順2

BさんはAさんに質問します。
「●●(手順1で選んだテーマ)において、あなたが大切だと思うのは何ですか?」

Aさんが答えたら、それをポストイットに書きとめます。

手順3

BさんはAさんに質問します。
「●●(手順1で選んだテーマ)において、その他にあなたが大切だと思うのは何ですか?」

Aさんが答えたら、それを新しいポストイットに書きとめます

手順3の質問をくり返し、Aさんからの答えを7〜10個ほど書きとめます。

手順4

書きとめた価値基準に、Aさんは大切だと思う順に序列をつけていきます。

(ポストイットを並び替える、またはメモした横に順位を記入してください)

手順5

Aさんが並べた順に、Bさんは読み上げていきます。
「Aさんが●●(手順1で選んだテーマ)において、大切にしていることは、
○○、△△、☆☆・・・(序列の上から読み上げます)ですね。」

手順6

Aさんは、読み上げられた順番で納得するものであれば完成。役割を交代します。

Aさんが納得しない箇所は、順番を入れ替えるなどして納得するリストを完成させます。

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このようにして導き出した価値基準の、上位のもの(写真の例では、「信頼関係」「尊敬しあえること」や「1人の時間を大切にすること」)が大切にされているほど、

私たちは充実感や満足感を得ることができます。

例えば、「パートナーとの関係」というテーマにおいて、「2人での会話」をリストの一番に上げたとします。

ところが、忙しく2人での会話がまったくできていない状態が続くと、パートナーとの関係で充実感が非常に低くなり、ストレスや不満になります。

一方実現できていれば充実感、満足感が非常に高くなります。

恋愛に限らず、仕事や人生において、価値基準を確認して満たす行動を取り入れていけば、人生の充実度を高めることにつながります。

ポストイットとペンがあれば、1人でも簡単にできる方法ですから、
ぜひご自身にとって重要なテーマで、定期的に価値基準のリストを作ってみてください。

2-1-2.2人の価値観を創る

先にご紹介したのは、個人の価値基準を明確にするものです。

次に取り組むのは、2人の関係性や2人一緒の人生など、「2人」の関係性を良くすることを目的に価値基準のリストを作る方法です。

■2人の価値基準のリストを作る方法

2-1-1で行ったそれぞれの価値基準のテーマが同じであれば、それを使います。

テーマが異なる場合は、同じテーマで2-1-1に沿ってリストを作ります。

ここで選ぶテーマは、あくまで「2人」の関係についてのことです。

恋愛関係、パートナーシップ、結婚生活など、2人で相談してテーマを決めると良いでしょう。

手順1

2-1-1の手順に沿って作ったリストを元に、ball_pink0022人のリストに共通している項目」をピックアップします。

次に残りの項目からball_blue001それぞれの上位3〜5つの項目」をピックアップします。

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手順2

2人で話し合い、もっとも大切なものから順番に並べます

手順3

お互いに質問します。
「●●(選んだ共通のテーマ)において一番大切なことは△△(一番上に並べたもの)、次に○○、次に☆☆・・・ですか?」

どちらか、または2人とも「いいえ」の場合は、話し合って順番を入れ替えます。

2人ともに納得のいくものになるまで話し合いリストを完成させます。

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最高のパートナーシップを築いていくために、2人ともに譲れないことも出てくるかもしれません。

このリストを作るという作業そのものが、互いが大切にしている価値観を話し合うことや、2人の中で妥協点を持つこと、新しい考えを見つけていくという価値あるものになります。

2-2.ルール(契約)

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恋人同士になる男女間で無意識に交わされているものを、ここではルール(契約)と言います。

例えば恋人同士は〜〜でなければならない、こうあるべきだ、という自分の価値観で決めている関係性や、相手に期待することです。

結果、相手がそれをしてくれなかった時に、まるでルール違反だと決めつけるかのように、相手を否定・批判してしまうことに繋がります。

相手にとっては、まったく関心のないことかもしれませんし、寝耳に水にもかかわらず、です。

2人がそれぞれの経験や価値観、ビリーフを通して無意識に作ったルールでぶつかることなく、予め2人の間に、最低2種類のルールを決めておくことをお勧めします。

2-2-1.ピンチも乗り切る2人のルールをつくる

恋人同士や家族、夫婦でも、喧嘩やすれ違いは必ずあるものではないでしょうか。

喧嘩をした時、時間が取れないときなど、2人の関係がピンチに陥りそうな時のために、その解決法となるルールを決めておきましょう。

いくつかの参考例をご紹介します。

■喧嘩をした時のルール(例)

喧嘩をしても○○(名前)と■■(名前)は以下のルールを守ります・・・

  • その日のうちに話し合って解決する
  • 挨拶は必ずする(無理やりにでも笑顔をつくる)
  • 必ず2人一緒に寝る
  • 不満を残さない
  • 我慢をせずに言いたいことは言う(ただし冷静に)
  • お互いに良い関係でいたいのだ、ということを思い出す
  • 開き直るのはNG
  • 相手が話している時は、しっかり聴く

■2人の時間が取れない時のルール(例)

2人の時間が取れない時は○○(名前)と■■(名前)は以下のルールを守ります・・・

  • 1日5分でも話す時間をつくる努力をする
  • メールやLINEなどでこまめに連絡を取り合う
  • まとまった時間を取れる日を優先的に調整する
  • 朝起きる時間をどちらかに合わせる日をつくる
  • ありがとう、ごめんなさい、感謝の言葉をこまめに伝える

2-2-2.コミュニケーションのルールをつくる

お互いの意見が食い違ってしまい、平行線の時。あるいは、2つの選択肢や意見から妥協点を見つけたい時。

ビジネスシーンと同様に問題解決の方法を持っておくことで、建設的な話し合いが可能です。

問題解決や交渉術としても有効な、人間関係におけるコミュニケーションの方法をご紹介します。

■「同意」のフレーム

米国NLP&コーチング研究所 ティム&クリス・ハルボム氏によるNLP上級リレーションシップコーチング テキストより一部参考

2人の意見や手にしたいもの、やりたいことが食い違い、平行線の状態になった時、
同意に行く着くための有効な方法です。

最初の時点では、次の図のように、
「私が欲しいもの」と「相手が欲しいもの」が異なります。

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簡単な例として「ボーナスの使い道」で、
あなた(Aさん)は「新居に引っ越す資金にしたい」という希望があり、

相手(Bさん)は「家族旅行に行きたい」という希望があり、
平行線になってしまったとして手順を進めていきます。

手順1

Aさんは、なぜそれが欲しいのか(希望するのか)をBさんに伝えます。

Bさんは最後まで話を聴いて、内容をくり返します。

手順2

BさんはAさんに質問します
「それ(欲しいもの)を手にすることで、あなたはどんなことが得られますか?」

“引っ越し資金”という使い道より、さらに抽象的になった目的(何のために)や、
あるいは、引っ越すことで手にしたい理想的な生活、などの答えが返ってきます。
例えば、「家族で一緒にいる時間を、もっと充実させたい」など。

手順3

BさんはAさんに質問します
「あなたは、●●(手順2で出た答え)を手にすることで、どんなことが得られますか?」

手順2で出た答えよりも、さらに次元や抽象度の高い答え(目的)が返ってきます。
例えば、「一緒にいる時間を充実させて、もっと家族が幸せを感じられるから」など。

手順4

十分に次元の高い答えが出たところで質問を終え、BさんはAさんに以下のように伝えます。
「では、あなたが本当に欲しいのは(最後に出た答え)で、それを手に入れるための1つの方法が新居に引っ越すことなのですね?」

手順5

今度は役割を交代し、AさんがBさんに聴いていきます。

2人に共通する次元の高い答え(目的)が出るところまでくり返していきます。

2人の間に信頼関係が十分にある場合、ほぼ必ず共通した「高次の目的」に行きつきます。
それが2人の本当に得たいものです。

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抽象度の低い「物」「事」の次元では食い違っていたことも、この手順を行うことで、より高い次元では求めている目的は同じであることがわかります。

すると、では今必要なものは何か?について、優先順位をつける、一方の希望に一方が賛成する、妥協案が出る、といった建設的な話し合いを進めることができます。

さらには、より高い次元で、互いの見ている方向性や価値観を認識することが可能です。

2-3.定期的なアップデート(マンネリ防止)

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つきあいたてや出会ったころは、お互いの何もかもが刺激的だったり、2人のことを少しずつ知り、共通の体験を重ねていくことで、新鮮な恋人状態でいられるものです。

しかしつきあいが長くなってくると、お互いに刺激や新鮮さが少なくなり、いわゆる「マンネリ」な状態になる2人も多いのではないでしょうか。

ベストパートナーでいるためには、定期的なアップデート(=関係の更新)が必要です。

個人だけでなく、2人の関係性も成長させていく、ということです。

メリハリやリズムのある関係性は、2人で計画的に作っていきましょう。

2-3-1.共通の目標やイベントを創る

定期的に旅行の計画を立てるなどでもいいでしょう。

同じ目標、趣味を持つことや、特に何か一緒に勉強を始めることもお勧めです。

心理学者マズローの「欲求5段階説」をご存知の方も多いかもしれません。

それによると、私たち人間にはもっとも高い欲求のレベルに「自己実現の欲求」というものがあり、
ここを成長欲求ともいいます。

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互いの関係や社会の中で、1〜4段階目までの欲求を手にしたとしても、

やはり人間である私たちは、自分の持つ能力や可能性を最大限に発揮し「本来あるべき自分」になりたいという欲求に行き着くと言います。

例えば語学勉強を一緒に始めて、海外旅行の計画を立てる。

ランニングを一緒に始めて、マラソン大会に出ることを目標にする。

お金(貯蓄、節約、運用など)の勉強を始めて、将来の生活スタイルを2人で決める・・・など。

3日坊主になったり、忙しくてつい後回しにしてしまう人も、
2人で一緒にという約束があり、共通の目標があることでモチベーションを保つことができます。

常に成長を支え合い、そして刺激を与え合い、最大の欲求を共に叶えることができるパートナーこそ、
ベストパートナーと呼べるのではないでしょうか。

2-3-2.女性として扱う

愛情の面でも男女は補完関係です。

女性の愛情が、男性にとっての自信やエネルギーの源であり、
男性の愛情が、女性にとっての安心や幸福感、自信の源です。

そして女性は、美しさを追求したい生き物なのです。
特に好きな男性から女性として扱われることは、女性に自信を与え、若く美しくいさせます。

つまり、パートナーである男性も責任重大です。

たとえ80歳、90歳になっても毎日メイクをして、身なりをきちんと整える女性はたくさんいます。

そうした女性は若く見えますし、それだけでエネルギーがはつらつとしています。

実際に、認知症を患った女性の高齢者が、メイクをすることで気持ちが前向きになったり、会話が増えたという心理面でもプラスの効果があることが報告されているそうです。

さらに、精神面だけでなく、血液検査の結果でもプラスの影響が見られたという報告もあるようです。

ところが、つきあいが長くなり、共に苦労も乗り越えてきた2人や、
子どもがいて、自分よりも子ども中心の生活になっている夫婦。

次第に男女の関係は、戦友、親友、空気のような存在のようになっていきます。

男女の愛情というよりは、むしろ人としての愛情・愛着に変わっていくにつれ、
お互いを男性、女性として見ることをおろそかにしてしまっているかもしれません。

パートナーとさらに良い関係を続けていくためには、まずあなたが彼女を女性として扱うことです。

そして、自分も彼女から男性だと見てもらえるように意識すること。
ある程度の緊張感をお互いに持つことです。

イベント、特別な日を設けて、お互いに身なりを整えて夫婦だけの時間を楽しむ。

普段、戦友や親友のように深い信頼関係があればこそ、なおさら男女という一面もしっかりと
尊重していきましょう。

世の女性を美しくするのは、男性が細やかな愛情を注ぐこと。
そして、女性は安心して男性に愛情を注ぎ、自信を与えることができるのです。

3.彼女との関係をより深くするために、日常で使える心理スキル

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信頼関係は「大人の恋愛」のベースになります。

信頼を築き、お互いの関係をより良くしていくのは、日々のコミュニケーションの積み重ねです。

そして多くの女性にとって、男性からの細やかな愛情表現が必要です。

愛情表現というのは「好きだよ」「愛しているよ」と言うことだけが正解ではなく、

「気にかけてくれている」と感じられる言動そのものが、女性にとっては男性からの愛情として蓄積されていきます。

こうして積み重ねた「愛情」や「信頼」の土台があるからこそ、2人の価値観やルールを尊重することができます。

ここでは、どのようなシーンでも使うことができて、かつ効果の高い、
シンプルなコミュニケーションの心理手法
をご紹介します。

3-1.傾聴

傾聴とは、シンプルに言うと、話しを聞く専門的な技術や姿勢のことです。

相手に安心感を与え、そして話を聴く姿勢によって、相手の信頼を得ていくコミュニケーションの手法です。

女性には、話しを聞いて欲しい、共感して欲しいという心理欲求が(男性より)強いという特徴があると言われます。

あなたも彼女から、オチのない話や、
1日の出来事を延々と聞かされた経験があるかもしれませんね。

多くの場合、それは「話したいから話している」のであって、解決策やヒントが欲しいのでもありません。

あなたがただ、聞いてくれていることがわかり、
「そうだね」「わかるよ」と共感してくれれば安心できるのです。

日々のコミュニケーションの中で、彼女が話を始めたら、ただ右から左に流すのではなく、
聴いているよ、という姿勢をしっかり見せることを心がけましょう。

女性に安心感とあなたへの信頼感を与えるための「傾聴法」のポイント

  • 彼女が話し始めたら、目を見る、話を促すなどして、しっかり聴いている姿勢を見せる
  • 少し真剣な話(たいてい「話があるんだけど・・・」という切り口で始まる)が始まったと気づいたら、テレビは消す、スマートフォンはしまう、OFFにする
  • 話しの結論を急がない。時には結論がないことも承知しておく

3-2.ストローク

ストロークとは、交流分析というコミュニケーション心理学における、
「自己および他者の存在を認めるための働きかけ」のことで、「心の栄養」とも言われます。

そして、人はストロークなしでは生きていけないとも言われるほど、
私たちにとって非常に重要な関わりです。

十分な愛情や関わりを得られていない子どもが、わざといたずらをして叱られることで、自分の存在を親に認めてもらう。

こうした行為もストローク欲しさゆえなのです。

  肯定的ストローク 否定的ストローク ディスカウント相手の存在を軽視したり無視する

肉体的なもの

手をつなぐ、肩を組む、なでる、ハグする、看護する 叱る、注意、忠告、反対する 殴る、蹴る、突き飛ばす、ひっかく、噛みつく

心理的なもの

微笑む、拍手、ほめる、励ます、信頼する、話しかける、うなずく 嫌味、にらむ、けなす、無視する、無関心

図のように、ストロークには、身体的なもの、心理的なもの、そして肯定的、否定的なものがあります。

あなたが日常で行う、手をつなぐ、綺麗だよとほめる、うなずく、といった行為は、

彼女に対して細やかな愛情表現を重ねていくことになり、ひいては彼女の存在そのものを認めるストロークになるのです。

彼女との関係を素晴らしいものにしていくならば、肯定的なストロークを積極的に与える、与え合うことが大切です。

一方で、「相手の価値を軽視する、存在を無視する」ディスカウントの関わりは、相手の存在を認めないというメッセージとなり、相手を傷つけ関係を壊すことにつながります。

パートナーとの関係だけに限らず、私たちはあらゆる人間関係においてディスカウントとなる行為が、
いかに人を傷つけ、その存在を否定してしまうかを知っておく必要があります。

コミュニケーション能力2級認定講座

4.最後に

女性の愛情は、男性にとっての自信やエネルギーの源であり、
男性の愛情は、女性にとっての安心や幸福感、自信の源です。

そして役割や精神面においても、男女はお互いを補完しあえるはずなのに、

「なぜ、男女は分かり合えないのか?」

「どうして彼女と長続きしないのか?」

こんな風に、私たちは悩んだり試行錯誤をしています。

男女がなかなか分かり合えない背景には、
まるで別の生き物のように決定的な3つの違いがあります。

そして、その違いがあることを大前提に、
男女が理解を深めるための「3大原則」を押さえていくことをオススメします。

あなたが大切な彼女と最高の人生を歩む
“ベストパートナー”になるために、この記事が役立てば嬉しく思います。

恋愛、家族、友人や職場の人間関係など…
私たちは様々な関係性の中で生きています。

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